Stack Nagoya Fes 前川様レポート
はじめに
今回の記事はStack Nagoya Fesに参加してきたレポートになります。前回は株式会社neccoの阿部様の講演のレポートを書きました。この記事は株式会社clapの前川様の講演のレポートになります。合わせて読んでいただけると幸いです。
Stack Nagoya Fesについて
前回の記事でも書いた内容ですが、この記事から見た人のためにもう一度書いておきます。
Stack Nagoyaとは
ウェブ制作やグラフィックデザインのバックグラウンドを持つメンバーで構成される有志団体のことです。
そんな方々が主催したのが「Stack Nagoya Fes」です。今回のイベントが記念すべき1回目でした。
今回は起業の流れから今に至るまでのお話をメインに行ってくださいました。
今回の登壇者
登壇者2名、参加者38名、会場は株式会社スタメン様で開催されました。
今回の登壇者は以下の方々です。
IT人になるための説明書
株式会社Clapについて
2013年からの6年間、様々なWEBサイトや広告制作を行ってきたNextDoorのクリエイティブ部門が、2019年10月1日に株式会社Clapとして新しく生まれ変わったのがClap様です。
名古屋・岐阜にあるインターネットプロモーションに特化したWeb制作・開発・企画を行っている会社です。
Clapの特徴
私が思ったClapの特徴は、「リーダーシップ」という点です。
どういうことかというと、Clapは少数精鋭のような会社なので誰かがいいアイデアを持ってきたときに、言い出しっぺが中心となって動いていくということを大切にしている会社だということです。
言い出した人が中心となり、責任をもってアイデアを実行するという意識をもって働いているとおっしゃっていました。どんなことでも「できたらいいな」で終わらせるのではなく、必ずやりきるという意識を持っているそうです。
私はこんな話を聞いたのは初めてで、当たり前のことなのかもしれませんがとても大事な心持で、自分の成長にもつながる考え方だと思いました。
プロフェッショナルとゼネラリストって?
プロフェッショナルとゼネラリスト
みなさんはプロフェッショナルとゼネラリストと聞いてその言葉のいみがわかるでしょうか?
それぞれ検索してみると
- プロフェッショナル・・・本職とすること。職業的。プロ。
- ゼネラリスト・・・広範囲にわたる知識を有している人
というように出てきます。
前川様はこの二つのことをこのように表していました。
ITの「I」はプロフェッショナル、つまり一つの分野を縦に伸ばし実力をつけていくイメージ。
IT「T」はゼネラリスト、つまり伸ばした分野を横に伸ばし幅広い知識を付けるイメージ。
この考え方をしているのがClapであり、強みでもあるとおっしゃっていました。
最初は「I」の高さが低くてもいいから「T」の幅を伸ばしていくことが大切ということがわかりました。
また、アイデアが大切ともおっしゃっており、いろんなことに興味を持ったり体験してインプットして、それをアウトプットしていくことが大切ということでした。
私はフロントエンドエンジニアを目指しているので、まずはHTML・CSS・JavaScriptの基本的なところを成長させつつ、フレームワークやライブラリなの便利にする機能的な面も同時に伸ばしていきたいと思いました。
IT人ってなに?
ITを駆使したゼネラリスト
みなさんはIT人と聞いたらどういう意味だと思いますか?
いきなり聞かれたらなかなか難しい質問だと思います。
前川さん曰くIT人とは、「ITを駆使したゼネラリスト」という意味だそうです。
今の時代は変革期だと考えることが出来ます。AIの登場により様々なことが出来るようになり、世の中のいろんな職業がなくなってしまう恐れがあります。
そんな時代の流れに対応する強さというのが必要になり、専門的なスペシャリストからITを駆使したゼネラリストになる必要があります。
そんな時代になっているからこそ、「IT人=ITを駆使したゼネラリスト」と言えるわけです。
IT人になるには
ならIT人になるにはどうしたらよいのでしょうか?
それについても前川様は語ってくださいました。
IT人の本質とは
結論から言うと、IT人の本質はITの力で課題を解決することです。
我々が作っているwebサイトは一体何のために作っていますか?
大体はクライアントのお店や活動などを世の人々に知ってもらうためではないでしょうか。
「知ってもらう」・「知ってほしい」という課題を解決するためにサイトを作っているのではないでしょうか。
私も現在、地元の喫茶店のwebサイトを作っていますが、そのお店にはちゃんとしたサイトがなく、「地元の人にもっと知ってもらいたい、訪れてくれるようになってほしい」という課題を解決するために、「IT(web)の知識を使って解決する方法を提案した」と言い換えることが出来ると思います。
ITの知識を使ってどんな課題をどう解決するか考え、提案し、解決できるアイデアを形にする力をつけていくことでIT人に近づいていけると思います。
Web業界のいいところ
最後はWeb業界の良いところを紹介してくださいました。今回の講演は学生向けに考えてくださっていたので、最後にこの話を持ってきたのかなと思います。
前川様が思うWeb業界のいいところ
- 天才のおかげで未来が広がる
- 知識が広がる
- 世界が広がる
天才のおかげで未来が広がる
世界には1%の天才と10%の秀才、それ以外は凡人と言われているのは知っているだろうか。
その天才が便利なものを発明し、秀才がそれをまねして使い、それに共感した凡人がさらに使っていくという流れがあると前川様はおっしゃっていました。
そしてこれからは秀才が求められるため、凡人から秀才になる必要があるということもおっしゃっていました。
知識が広がる
Web制作会社はいろんな業種、職種の人と関わっていくことになります。
様々な業種の人と仕事が出来るというのがメリットであり、そこから知識が広がっていくとおっしゃっていました。
世界が広がる
Web業界はデジタルの分野なので距離に関係なく仕事ができます。それもまたメリットとなり、世界の誰かが開発したものを我々は当たり前のように使うことが出来ます。
そうすることで自分の視野が広がり世界が広がることにつながります。そのためになにがはやるかアンテナを張っておくことも大切だとおっしゃっていました。
まとめ
IT人とは
結局IT人とは何だったのか。ここまで読んでみなさんはどう考えるでしょうか?
IT人とは、「凡人から秀才にアップデートし、リーダーシップを発揮する人材」だと前川様は考えているようです。これをClapmanShipと名付けており、こういった人材を会社は信用できるとも語っていました。
そして、秀才になるため大切なこととして「楽しく学ぶ」・「チャレンジする」という精神が大切だとおっしゃっていました。
Stack Nagoya Fesに参加してみて
始めてこういったイベントに参加しましたが、得たものは多くありました。すぐに役に立つというわけではないですが、今後業界を目指していくうえで大切なことを多く知れました。
今回の反省は、名刺を作っていなかったので他の参加者との交流はできなかったことです。
しかし、Clapの前川様とはトライデントの縁でご挨拶することが出来ました。
Clap様はトライデントの進級展にも足を運んでくださるということなので次は名刺を用意して交換できたらいいなと思います。
知らない人だらけの上、実際に現場で働いている人ばかりでしたが、今後もこういったイベントに参加していろんな話を聞きたいなと思います。